真昆布(基本)
真昆布とは?
真昆布(まこんぶ)は、函館の近海で採取される昆布です。別名は山出し昆布。「真」の名の通り、三大出汁昆布の中でもっとも古くから利用されてきました。利尻昆布よりは香りが強いですが、羅臼昆布ほどは香りと色味が強くありません。おだしは透明で、しっかりとしたうま味とほのかな甘味があります。昆布単体でも、かつお節との合わせ出汁にも。
(商品一覧はこちら)
-
味噌汁
まずはいつものお味噌汁に。昆布のうま味と甘味が加わり、まろやかに仕上がります。おだしは単体でも合わせ出汁でもお好みで。
-
鍋(塩や醤油)
利尻昆布よりも風味がしっかりとしています。塩や醤油での味付けにも向いていますので、鍋料理全般に。
-
煮物
煮物にはしっかりとした風味の鰹節との合わせ出汁がオススメです。出し殻を佃煮にすると最後まで美味しく召し上がれます。
真昆布の
選び方
HOW TO CHOOSE
-
浜格差
[白口・黒口・本場・場違]真昆布の産地である道南地区は大きく4つの浜に分類されます。真昆布の生育環境が最もよい白口浜(しろくちはま)が最高級品で、黒口浜(くろくちはま)がそれに準じます。その後、本場折(ほんばおり)、場違折(ばちがいおり)の順に続きます。上位の浜は昆布漁が制限されているため、とても希少です。
浜格差: 白口浜 > 黒口浜 > 本場折 > 場違折
☞ おだし香紡の真昆布は「黒口浜」または「場違折」です。
※ 白口浜の真昆布は在庫切れです。発売時期が分かりましたらお知らせいたします。生育方法
[天然・養殖・促成栽培]真昆布には天然物(2年間かけて自然に育ったもの)、養殖(2年間かけて養殖したもの)、促成栽培(1年間かけて養殖したもの)の3種類があります。天然物がもっとも良いおだしが取れます。養殖と促成栽培とでは2年間かける養殖の方が良いおだしが取れます。また、養殖や促成栽培は葉の色が均一で見た目が良い特徴があります。促成栽培が真昆布全体の9割を占めており、天然物は希少です。
生育方法: 天然 > 養殖 > 促成
☞ おだし香紡の真昆布はカット真昆布のみが「促成栽培」で、それ以外は「天然物」です。 -
等級
[1等〜加工用]真昆布はその品質から1等から4等に格付けされ、4等に満たないものが加工用にされます。1等級がその希少価値から贈答用に選ばれることが多いです。天然3等以上でしたら十分なおだしが取れます。
等級: 1等 > ... > 4等 > 加工用
☞ おだし香紡の真昆布は「1等〜3等」です。 -
採取時期
[走採、後取れ]昆布の旬は7月から8月10日頃です。栄養価の高い成熟直前の昆布は走り(はしり)や走採(はしりどれ)と呼ばれ出汁昆布に適しています。成熟後の昆布は秋取れ(あきどれ)や後取れ(ごとれ)と呼ばれ、栄養価が低く風味が落ちます。
採取時期: 走採 > 後取れ
☞ おだし香紡の真昆布はすべて「走採」です。熟成期間
[ひね物、大ひね]昆布は熟成させると海洋臭が減り、甘味が増えまろやかになり、うま味が抽出されやすくなります。1年間熟成させたものを囲物(ひねもの)、2年以上熟成させたものを大囲(おおひね)と呼びます。
熟成期間: 大ひね > ひね物 > 未熟成
☞ 商品名に「1年熟成」と記載のある昆布はひね物、「2年熟成」以上の昆布は大ひねです。
真昆布の一覧
-
1,480円(内税)黒口浜で採れた天然1等の真昆布です。希少ですので、贈り物や記念日のおだしに。
-
1,080円(内税)茅部折の真昆布です。白口や黒口には劣りますが、天然1等をお手軽価格で。
-
980円(内税)三大だし昆布の中でもバランスの良いおだしが特徴です。昆布の初心者におすすめです。
-
600円(内税)1枚で約200ccのおだしが取れます。削り節や煮干しとの合わせ出汁にご利用ください。