飯（ママ）を借り（カリ）に行くほど美味しい！
おだしにも。酢漬けにも。

「さっぱ」はニシン目ニシン科の魚です。別名で「ママカリ」とも呼ばれています。 岡山県の郷土料理などで酢漬けにされることが多い魚ですが、おだしを取ることもできます。 淡白で上品な味わいながらも、魚らしい香りとうま味のあるおだしが取れます。 お味噌汁やラーメンスープにいかがでしょうか。

☑ どうして、「ママカリ」と呼ばれるの？

さっぱは別名で「ママカリ」と呼ばれますが、さっぱの生魚で作られる酢漬けも飯借(ママカリ)と呼ばれています。 ママカリは漢字では「飯借」と書き、とても美味しくご飯が進んでなくなってしまい、 近隣の家から飯(ママ)を借り(カリ)てまでして食べたことが語源になっています。 岡山の郷土料理ですが、今では各地のスーパーマーケットでも見かけるようになりましたね。

☑ さっぱ煮干しのおだしは

淡白で上品な味わいながらも、魚らしい香りとうま味が特長です。 お味噌汁はもちろんのこと、薄味のうどん麺つゆや塩味のラーメンスープのベースに使っていただくと、いつもとは違う趣を楽しむことができますよ。

☑ おだしを取った、そのあとに

身体全体にウロコが付いています。気になる方は、煮出すと浮き上がりますので指先でこすると簡単に取り除くことができます。 出し殻(だしがら)を丸ごと甘酢漬けにしたり、唐揚げにしたり、アレンジ次第でいろいろ活用できます。